一言でコーヒー豆といってもそれは世界中で栽培されていますが、ある一定の緯度の範囲で集中的に栽培されています。
それは赤道を中心とした北緯25度と南緯25度の間で、一般的にこの間ことをコーヒーベルトと呼びます。
そしてこの地域に存在するいろいろな国と地域でコーヒー豆は栽培されており、香りや風味にそれぞれの特徴があります。
ここでは世界で生産されているコーヒー豆の代表的なブランドを、よく見かける場所、お店ごとに紹介したいと思います。
主にスーパーで見かけるコーヒー豆のブランドパターン
まず最初は、近くのスーパーやコンビニでも目にする一番身近なブランドパターンをご紹介します。
生産国・銘柄などの表示がないパターン
・贅沢なコーヒー○○
・○○炭焼きコーヒー
・○○マイクロ波焙煎
・○○遠赤外線焙煎
といったようにパッケージに生産国や銘柄がなく、「イメージ、雰囲気」や「どんな焙煎方法か」を表示しているだけのもの。
豆の品質がそれほど高くなく、味に特徴がでるようにブレンドしたものや、焙煎方法にこだわったものがものが多いです。
値段もそれほど高くなく、手軽に購入できる点ではおすすめです!
ブレンド名が表示されているパターン
・マイルドブレンド
・スペシャルブレンド
・キリマンジャロブレンド
・モカブレンド
・マンデリンブレンド
などのようにマイルド、スペシャルやブランド名を表示した○○ブレンドの表示があるもの。
マイルドやスペシャルなどの表示は決して質の高い豆を表しているわけではありませんが、一般的に受け入れやすい香りや風味を出していると言えます。
キリマンジャロやモカといったブランド名を表示したブレンドはその豆が30%以上含んでいることが条件で、他の70%未満は何を使ってもいいようになっています。
百貨店、コーヒー豆専門店で見かけるコーヒー豆のブランドパターン
次に、ちょっとお出かけしたところにある、百貨店や専門店で見かけるブランドパターをご紹介します。
国名(民族名・出港地)が表示されているパターン
・ブラジル、コロンビア、ハイチ、タンザニア(国名)
・モカ(出港地)
・マンデリン(民族名)
のように、お気に入りのカフェ、昔ながらのコーヒー専門店でよく見かける名前のコーヒーブランドです。
ただ、国名や出港地だけしか表示がされていないものは、さほど品質が高くなく、コーヒー豆の格付けとしてはあまり高いものではありません。
最もポピュラーで大量に生産された豆で、コーヒー通な方なら一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
地域名(広域)が表示されているパターン
・ハワイ・コナ(島)
・キリマンジャロ、エメラルドマウンテン(山岳地域)
・トラジャ(インドネシアの地域)
まさにコーヒーベルトで生産される代表的なブランドです。この地域で生産されたコーヒー豆であれば、香り、風味ともハズレなし!
これまでこの地域で生産されたコーヒーを飲んだことがことがない人は、是非一度お試しください!
インターネットショップ、コーヒーマニア専門店で見かけるコーヒー豆のブランドパターン
最後は、普段なかなかお目にかかれない、最高級のブランドパターンをご紹介します。
国名・広域エリアと格付けが表示されているパターン
・ガテマラSHB
・コロンビアスプレモ
・タンザニアAA
・マンデリンG1
国名や地域名の後にSHB、スプレモ、AA、G1といった見慣れない文字がつていますが、これは「格付け」と言われるものです。
ガテマラのSHBは標高1,350m以上で収穫されたことを示し、コロンビアのスプレモやタンザニアAAは豆のサイズが6.75㎜以上であることを意味します。
生産国が独自の基準で格付けをしていて、統一の基準はありませんが、「格付け」が表示されているものは間違いなく美味しいコーヒー豆であることの証拠です。
財布に余裕がある方にはおすすめですよ!
国名と地区名、農園名・生産者が表示されているパターン
・ハイメ・モリナ(生産者)
・パナマ マウニエール(農園)
・ケニア テカング(テカング地区の農協)
農園や生産者がブランドになっているコーヒー豆のなかでも最高峰のブランドで、「スペシャリティ」と呼ばれます。
その「スペシャリティコーヒー」をさらに格付けするする「カップ・オブ・エクセランス」という世界No1のコーヒー豆を決める国際大会も毎年開かれています。
滅多にお目にかかれない世界の「スペシャリティコーヒー」を一度でも味わうことができれば、それは、人生の中でも最高のひとときではないでしょうか。
まとめ
今回は、世界の主なコーヒー豆をよく見かける場所、お店ごとに紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
世界中にはまだまだご紹介しきれないほどのコーヒー豆の種類がありますが、今回ご紹介したブランド豆を参考にしていただき、お気に入りのコーヒー豆を選んでいただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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