F35墜落事故の原因や場所とパイロットは?中国ロシアなど海外の反応も | CONSENT

F35墜落事故の原因や場所とパイロットは?中国ロシアなど海外の反応も

政治
出典:航空自衛隊公式サイト
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4月9日午後7時半ごろ、青森県三沢市の東の海上で、航空自衛隊の最新鋭のステルス戦闘機「F35」1機が消息を絶ち、自衛隊の航空機などが捜索にあたった結果、9日夜遅く左右の尾翼の一部が海上で見つかり、墜落と断定されました。

これを受け、岩屋防衛大臣は「残念ながら墜落したという状況だと考えている。搭乗員1名がいまだ行方不明で、現在も航空自衛隊、海上自衛隊などの航空機や艦艇に加えて、アメリカ軍も現場周辺の捜索を行っている。人命の救出に全力を尽くしていきたい」と記者団の質問に対して答えています。

今回は、F35の墜落事故について「F35墜落事故の原因や場所とパイロットは?中国ロシアなど海外の反応も」の内容で、見ていきたと思います。

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F35墜落事故の原因や場所とパイロットは?

F35とは「敵よりも先に発見し、先に(複数の敵機を)撃墜する」という考えのもと、2000年代に入って運用が初められた第5世代ジェット戦闘機の中の最新鋭ステルス戦闘機です。

F35には、通常離着陸機であるF35A、短距離離陸・垂直着陸機のF35B、艦載機型のF35Cの3種類があり、今回墜落事故を起こしたのは、F35Aの通常離着陸機で、これまでこのタイプのF35では事故の報告はなく、世界で初めての事故ということで、海外でも話題になっています。

■F35Aの概要

出典:航空自衛隊公式サイト

F35墜落事故の原因

今回墜落事故を起こしたF35は、国内で初めて三菱重工業によって組み立てられた国内製造初号機で、2018年5月28日に三沢基地に配備された機体です。

現時点では事故原因は特定されていませんが、

  • 機体の不具合
  • 操作上のトラブル
  • 空間識失調による身体的要因

などが取り沙汰されていますが、事故機の回収が急務であり、自衛隊とアメリカ軍が協力して回収作業にあたっています。

事故機が回収された後、日米協力の上で事故原因が究明されるのではないでしょうか。

F35墜落事故の場所

防衛省の発表によると、墜落場所は青森県の航空自衛隊三沢基地から135km離れた東海上周辺で、日本の排他的経済水域(EEZ)の内部ですが、特定はされていません。

また、航空自衛隊によると、機体は水深約1,500メートルに沈んでいる可能性があるようですので、回収は相当困難な作業になるとの事です。

F35墜落事故機のパイロットは?

防衛省は11日、行方不明になったパイロットの氏名を細見彰里(ほそみ・あきのり)3等空佐(41)と公表しました。

訓練開始から約30分後にレーダーから機体が消え、その直前に細見3等空佐から、「Knock it off(ノック・イット・オフ=訓練を中止する)」との送信があったと発表されています。

航空自衛隊によると、細見3等空佐は飛行時間約3,200時間のベテランパイロットで、F35の訓練飛行時間は約60時間だったようです。

事故当時、細見3等空佐は4機編隊の1番機で、編隊長(通称4機リーダー)を務めていました。

今の所、座席ごと機外に脱出するベイルアウトがあったかどうかも判明していないのですが、ともかく無事を祈るばかりです。

F35墜落事故の中国・ロシアなど海外の反応

F35は言うまでもなく、現時点における最先端の技術、システムを搭載したステルス戦闘機です。

また、一部報道によれば、戦闘機としての役割の他に、「空飛ぶ超高性能レーダー」との指摘もあります。

今回の事故は中国やロシアにとっては、絶好のチャンスで、もし事故機を回収できれば、F35に詰まったさまざまな軍事上の情報を入手できると考えても不思議ではありません。

中国軍やロシア軍が潜水艦や無人潜航艇など使って、機体の回収を試みる可能性はゼロではないでしょうね。

また、イギリス・イタリア・オランダ・ノルウェー・デンマーク・オーストラリア・イスラエルといったF35の導入を予定している国々では、日本やアメリカに事故機を回収してもらい、一刻も早く事故原因の究明に当たってほしいと願っていると思います。

まとめ

「F35墜落」のニュースは国内だけでなく、世界中から大きな関心をが寄せられています。

事故機が回収され、事故原因が特定されれば、今後のF35の配備計画に影響が出るかも知れません。

日本の防衛に関わる重大事項ですので、今後の政府の動きを見ていきたいところです。

そして何よりも、パイロットの細見彰里(ほそみ・あきのり)3等空佐の発見、救助です。

捜索活動も極めて困難だと言われていますが、本当に無事であってほしいと願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

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