もうすぐやってくるゴールデンウィーク、2019年は初の10連休。うれしい一方、長い休みであることによって、困ったことも考えられるのではないでしょうか？
最近は海外の通販サイトを利用する機会も増え、個人で海外から商品を輸入ことも多くなってきています。
その場合、海外からの商品はゴールデンウィーク中に受け取ることが出来るのでしょうか？
また、海外で単身赴任をされている方で、連休を利用して帰国する方が、事前に日本に向けて荷物を発送する場合、はたしてその荷物は届くのでしょうか？
そんな疑問について答えていきたいと思います。
海外から日本までの荷物の流れ
個人で海外から商品を輸入をする場合の方法としては、
①国際宅配便を利用する
②一般貨物として輸入する
③国際郵便を利用する
出典：税関個人輸入通関手続
の3つが挙げられますが、一般貨物として輸入する場合は、通関に必要な書類の手続きから通関業者への連絡等専門的な知識が必要なため、通常は国際宅配便を利用するか、国際郵便を利用するかのどちらかになります。
輸送手段としては、飛行機を使った航空便か、海上輸送の船便かに別れます。
コストは船便が安いですが、到着までに日数がかかったり、荷物の紛失の可能性もあるので、個人で輸入する場合は荷物の量もさほど大きくないと思いますので、航空便の利用をおすすめします。
海外からの荷物はすべて税関への申告とチェックが必要です。これを通関業務と言いますが、日本の主要な国際空港では１年365日、24時間輸入荷物がある限り、通関可能です。
船便を利用すると、港での税関は日曜、祝祭日は休業のため、ゴールデンウィークの4月28日（日）～5月6日（月）は休業となり、通関業務が出来ません。
そういう理由からも、航空便を利用したほうが便利だと言えるでしょう。
国際宅配便業者のゴールデンイークの対応
国際宅配業者の中で、楽天やアマゾンの海外ショップを利用する際に多く使われているのが、ヤマト運輸、佐川急便、OCS、FedEx、DHLとった宅配業者です。
各国際宅配業のゴールデンウィーク10連休中の対応について見ていきます。
ヤマト運輸
ヤマト運輸ではゴールデンウィーク中も休みなく、配達可能です。ただし、ヤマト運輸に確認したところ、ゴールデンウィーク中は道路の混雑が予想されるため、配達が遅れる可能性が大きいので、ご了承くださいとの事でした。
参考：ヤマト運輸ホームページ
佐川急便
佐川急便は3月19日現在では確定はしていないようです。成田や関空では営業の予定もあるようですが、詳しくは4月に入ってから決定するそうです。
参考：佐川急便ホームページ
OCS
OCSは4月27日（土）は通常営業で配達可能ですが、４月28日（日）～5月6日（月）までの９日間は休業です。休み明けの5月7日（火）は荷物がかなり集中するようで、配達に遅れが生じる可能性が大きいようです。
参考：OCSホームページ
FedEx（フェデックス）
Fedexも3月19日現在で正式には決まっていないようです。土曜、日曜は基本休業ですので、10連休の可能性が高いです。
参考：FedExホームページ
DHL
DHLは4月27日（土）は通常営業で配達可能ですが、４月28日（日）～5月6日（月）までの９日間は休業です。
参考：DHLホームページ
国際郵便のゴールデンウィークの対応
国際郵便は、航空便、船便、エコノミー航空（SAL）便の3つの発送方法がありますが、一般的に広く利用されるのが、EMSと呼ばれる、国際スピード便（航空便）です。
日本郵便のサービスの一つで、世界125カ国で利用できる国際郵便です。
国際宅配便の場合は、それぞれの企業の中に所属する資格を持った通関士が通関業業務を行いますが、国際郵便は税関の職員が通関業務を行うので、それだけ公共性が高いと言えます。
では、国際郵便EMSのゴールデンウィーク中の対応はと言うと、4月27日（土）、28日（日）は通常配達。4月29日（月）から5月6日（月）までは休業ですが、5月2日（木）は配達可能です。
参考：日本郵便ホームページ
まとめ
今回は「ゴールデンウィーク10連休で海外からの荷物は届く？通関業務はどうなる？」をテーマにご紹介してきましたが、やはり対応としてはヤマト運輸が一番ですね。
ゴールデンウィークも休み無しとはさすがです。
次は国際郵便ですね。やはり広く世界中をカバーしているのは、国際郵便だけですし、5月2日（木）の営業は1日と言えども、助かります。
その他の国際宅配業者は現時点では、ゴールデンウィークの対応が未定のところが多いですが、4月に入れば詳細が明らかになるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
