毎年春になると、花粉やPM2.5の他に黄砂によって目のかゆみや、鼻水、くしゃみなどの症状が出る方も多いのではないでしょうか。
黄砂は気象庁によって1967年から毎年、北海道から九州沖縄、小笠原諸島まで全国51地点で観測されています。
黄砂の影響によって視界が悪くなり交通に影響が出る場合や、日常生活に影響が出る場合は、気象庁から注意報が出されたりもしますね。
今回は、「黄砂の2019年の飛散ピークはGW明け?洗濯物や洗車の注意点は?」のテーマで今年の黄砂の飛散状況や、黄砂が飛来したときの注意点についてご紹介していきます。
黄砂とは何?
出典:環境省公式ページ
黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。
出典:環境省公式ページ
このように、黄砂は中国の内陸部から偏西風に乗って飛来してくるもので、過去日本国内では、
・粒子状物質による大気汚染
・視界不良による飛行機の運行障害
・自動車や洗濯物への黄砂粒子の付着
などの被害が報告されています。
また、健康面での影響も指摘されていて、黄砂や黄砂に付着している化学物質によって、
・咳・くしゃみ・鼻水
・気管支喘息
・目のかゆみ、充血
・肺炎、気管支炎の発症
などの症状が出ると言われています。
花粉症で悩んでいる方は、黄砂の影響でさらに症状が悪化することもあるようですので、注意が必要です。
黄砂の2019年の飛散ピークはGW明け?
過去5年間の黄砂の観測日数を調べてみると、
出典:気象庁黄砂観測日数表
年によって観測された日数に違いはありますが、4月、5月に観測される日数が多いのが分かります。
したがって、黄砂のピークは4月~5月で、ゴールデンウィーク明け以降も注意が必要と言えるでしょう。
黄砂の時期の洗濯物の注意点は?
黄砂が飛散している時期に、洗濯物を外干しすると、洗濯物に黄砂が付着してしまいます。
付着した黄砂は洗濯物を取り込む時には、よく払ってから取り込まなければなりませんが、粒子が細かいため完全に取り除くことはできません。
屋内に黄砂を持ち込まないことが一番重要です。
そのため、黄砂の時期の洗濯物は「部屋干し」がおすすめです。
部屋干しする場合、乾きにくかったり、匂いが気になったりすることもありますが、エアコンや除湿機を使うと効率よく乾かすことができます。
また、普段から乾燥機を使っている場合は、そのまま乾燥機を利用するか、浴室乾燥も服に与えるダメージが少ないのでおすすめです。
最近は一見するとカフェ?と思うようなコインランドリーも増えていますので、洗濯は家で、乾燥はまとめてコインランドリーを使うという方法もありますね。
黄砂の時期の洗車での注意点は?
車をお持ちの方なら、4月から5月にかけて雨が降る度に車のボディが真っ白になった、という経験があると思います。
その主な原因は黄砂です。
そのまま放置すると、車のボディがザラザラこすれてキズが付いたり、塗装やコーティングがダメージを受けてしまうこともあります。
車に傷をつけないように汚れを落とすには、
・たっぷりの水で表面の汚れを洗い流してから、カーシャンプーを使う
・洗車が手間の場合は、WAX効果があるウェットシートを使う
・黄砂のホコリに気づいた時、こまめに専用のモップで払い落とす
などの方法をお試しください。
まとめ
今回は、「黄砂の2019年の飛散ピークはGW明け?洗濯物や洗車の注意点は?」という内容でお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
春はどうしても花粉、PM2.5、黄砂といった厄介なものに悩まされますが、この時期を乗り越えれば、気分的に少し楽になってくると思います。
それまでもうひと踏ん張りです!
最後までお読みいただきありがとうございました!