2019年第83回マスターズは、タイガー・ウッズの優勝で幕を閉じました。
1997年21歳の時にマスターズで初優勝を飾ってから、2004年に優勝して以来、43歳になった今、14年ぶり5度目の優勝です。
まさに復活、「タイガー・ウッズ」です。
これで、メジャーの優勝が通算15勝目、ジャック・ニクラウスがもつメジャー18勝にあと3勝と迫りました。
また、今回の優勝でツアー通算81勝を挙げたことで、サム・スニードが持つ通算82勝にあと1勝で並びます。
今回は、タイガー・ウッズが復活優勝を飾ったマスターズで着用していた、ウェアやクラブセッティングについてまとめてみました。
タイガー復活優勝の記憶を留めておくための、備忘録としてお付き合いいただければ幸いです。
マスターズ2019優勝のウェアは?
マスターズ最終日、通常は2人1組のツーサムで行なわれますが、今年は天候の影響で3人1組のスリーサムでのラウンドとなりました。
最終組は、通算11アンダーで首位に立つフランチェスコ・モリナリ、2打差で追うトニー・フィナウ、そして同じく2打差のタイガー・ウッズの3人です。
この3人の共通点は、ウェア契約が皆「ナイキ」という点で、タイガーは最終日お決まりの、「赤のシャツに黒のパンツ」の組み合わせです。
そして、注目されたのが、タイガーが着用した赤の「モックネックシャツ」です。
以前からタイガーが好んで着用していて、2005年のマスターズで優勝を飾った時に着ていた服の復刻版でした。
モックネックとは、モック・タートルネック(Mock Turtleneck)が元々の語源で、 クルーネック以上タートルネック未満の長さの襟のシャツのことです。
今回ナイキは、2005年当時のモックネックシャツに最新のテクノロジーを加え、タイガー専用モデルとして用意しました。
2005年当時の強いタイガーを連想させるように、そして復活優勝を願ってのナイキの熱い想いがあったように思います。
ニューヨークポストも「ナイキは長年、タイガー・ウッズにこだわり続けていた。そしてついに報われた」と特集記事で紹介しているようです。
今回のタイガーの優勝でナイキの株価も上昇し、宣伝効果は25億円とも言われています。
誰もが憧れたタイガーの「赤のシャツに黒のパンツ」、来年もマスターズの最終組で見てみたいものですね。
He did it. Tiger Woods wins @TheMasters. – TGRhttps://t.co/mzonVlCMg9 pic.twitter.com/OZTTyKMlEi
— Tiger Woods (@TigerWoods) April 15, 2019
マスターズ2019優勝のクラブセッティングは?
タイガーは長年クラブもナイキと契約していて、タイガーと言えばナイキ、ナイキと言えばタイガーのイメージでしたが、2016年にナイキがゴルフクラブの製造から撤退して以降、いろいろなクラブを試していました。
その中で、テーラーメイドと契約し、2019年のマスターズで最終的に選んだ14本がこちらです。
1W:テーラーメイド M5 ドライバー
(三菱ケミカル ディアマナ D+ ホワイトボード 70TX)
3W:テーラーメイド M5 フェアウェイウッド 13°
5W:テーラーメイド M3 フェアウェイウッド 19°
3I~P:テーラーメイド P・7TWプロトタイプ アイアン
W:テーラーメイド ミルドグラインドウェッジ 56°
W:テーラーメイド ミルドグラインドウェッジ 60°
PT:スコッティ・キャメロン ニューポート2 GSS
B:ブリヂストンゴルフ Tour B XS
出典:テーラーメイド公式サイト
タイガー以外にも、男子ツアープロでテーラーメイドと契約しているのは、
ローリー・マキロイ
リッキー・ファウラー
ダスティン・ジョンソン
ジェイソン・デイ
ジョン・ラーム
などの選手たちです。
まとめ
2019年マスターズ、最終18番ホールに向かうタイガー・ウッズ、それを期待に胸を膨らまえながら応援するパトロンたち。
惜しくもパーパットは外れましたが、最後のボギーパットを沈めた瞬間に沸き起こった大歓声と、タイガーの雄叫び。
まさに歓喜の瞬間でしたね。
数回にも及ぶ怪我と手術から、マスターズで見事復活優勝するとは誰も思っていなかったと思います。
2019年マスターズは世界中のゴルファンにとって、忘れることのできない大会になりましたね。
最後までお付き合いいただきありがとうございます!