G20大阪サミット警備体制は?学校や公共交通機関はどうなる? | CONSENT

G20大阪サミット警備体制は?学校や公共交通機関はどうなる?

政治
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G20「金融・世界経済に関する首脳会合」が2019年6月28日(金)、29日(土)の2日間の日程で、大阪で開催されます。

G20サミットとは、メンバー国や招待国の首脳、国際機関など、約35の国や機関が参加し、経済分野を主要議題として毎年開催される国際会議です。

日本で行なわれるサミットとしては過去最大規模のもので、G20開催期間中は、各国代表団、国内外報道関係者、日本政府関係者、警備関係者、支援事業者など、約3万人の方々が大阪を訪れることになるようです。

そこで今回は、「G20大阪サミット警備体制は?学校や公共交通機関はどうなる?」をテーマに、サミット期間中の警備や学校、電車、バスなどの交通機関がどうなるかについて見ていきたいと思います。

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G20大阪サミット警備体制は?

今回のG20大阪サミットでは大阪府警を中心に、全国の警察から25,000人を動員して警備に当たる予定です。

昨年まとめられた警備に関する基本方針として、

  • 来日する主要国首脳・要人の安全確保
  • 会議の円滑な運営・進行
  • ソフトターゲットへの警戒を含めたテロの未然防止
  • サイバー攻撃を含めた緊急事態への備え

の4項目が発表されています。

陸上での警備

G20大阪サミット前後4日間(6月27日~30日)は、阪神高速道路や市内中心部の一般道の一部で封鎖や大規模な規制が行われる予定です。

■6月27日(木)~28日(金)の高速道路の規制

■6月29日(土)~30日(日)の高速道路の規制

また、高速道路だけではなく大阪市内一般道においても、検問等で、行き先を尋ねたり、持ち物や車のトランクの中のチェックが行なわれます。

海上での警備

会場付近の大阪港や関西国際空港周辺の海域を航行する船舶に対しては、

  • 6月24日(月)から6月30日(日)まで、航行予定日の前日正午までに、航行予定の事前の通報が必要
  • 6月24日(月)から6月30日(日)まで、航行自粛海域・占用海域における航行の自粛

の2点が決定しています。

また、事前連絡なしに指定海域を航行した場合は、立入検査を実施すると発表されています。

空の警備

大阪府では今回のG20大阪サミットの開催にあたり、新しくドローンを規制する条例を制定しました。

「安全・安心なサミット」の実現のため、要人の生命、身体又は財産に対する危険の未然防止、会議の円滑な実施及び住民の福祉の基礎となる地域住民の安全の確保の観点から、警備上必要と考えられる期間や区域についてドローン等の規制を行う条例を制定しました。(平成31年4月1日施行)

引用元:大阪府公式サイト

  • 咲洲地区及び周囲300メートルの地域(海域を含む)
  • 関西国際空港及び周囲1,000メートルの地域(海域を含む)
  • 知事が指定する対象施設とその周囲300メートルの地域

の地域におけるドローンの飛行が6月30日まで禁止となります。

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出典:大阪府公式サイト

昨年8月には南米のベネズエラで大統領が演説中に、爆薬を積んだドローンが上空で爆発事件が起こっていて、要人保護のためにはドローンの規制も非常に重要になりますね。

G20大阪サミット学校や公共交通機関はどうなる?

大阪府は2月にG20サミットの開催にあたって、6月27日(木曜日)と28日(金曜日)の2日間、府立中学校、高等学校137校と特別支援学校46校の休校を発表しています。

また、大阪市教育委員会も同じく3月に大阪市立の幼稚園・小学校・中学校、合計492校をすべて休業することに決定しました。

したがって、大阪府、市合わせて、675校が休校となります。

また、6月27日(木曜日)と28日(金曜日)の2日間は、学童保育についても休校扱いとなります。

電車、バス等の公共交通機関については、今の段階で運休との情報はありませんが、高速バスの一部については運休の可能性もあるようです。

テロに備えて、6月24日(月)から29日(土)まで、JR、地下鉄、私鉄の主要駅のコインロッカーやゴミ箱は使用できません。

まとめ

東海道新幹線と山陽新幹線、北陸新幹線の全列車でもサミット開催日の6月28日(金)、29日(土)の2日間、ごみ箱は使用できません。

コインロッカーも東海道新幹線の東京、新横浜、名古屋、京都の各駅では25日(火)~27日(木)に新たな預け入れを停止し、28日、29両日は取り出しもできないようになります。

JR西日本も山陽、北陸新幹線の主要駅で25日からコインロッカーを順次封鎖し、28日には全て使えないようにすると発表していますので、注意が必要です。

まとめ

今回は、「G20大阪サミット警備体制は?学校や公共交通機関はどうなる?」の内容でご紹介しました。

過去に例が無いほどの警備体制や規制の数々で、大阪市内はピリピリした雰囲気になると思いますが、2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博と国際的なイベントも控えていますので、今回のG20大阪サミットを無事に終え、日本のそして大阪の良さを世界にアピールできればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます!